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歴史的木造駅の選別基準考・・・・(鶴見線 大川駅) 

  今、金曜昼の3:20からNHK BS1にて、

 

「にっぽん木造駅舎の旅

 なる5分間番組を行っているらしい。

  

 

 なんでも、日本各地に現存する、古式ゆかしき木造の駅舎の数々を紹介する番組だそうだが、とーぜん私は見られない。しかし、番組のホムペで紹介されている駅名一覧表を見て、ふと疑問に思うも多いであろう。

  

 

なんで、

原宿駅?」

あの駅はお召し列車発着場だから(わざわざ)残してきただけだろ?

  

 

そもそも、根府(東海道本線)」や(銚子電鉄)」を取り上げておいて、

 

何故に同じ木造無人駅(鶴見線)取り上げない!

 

  
だいたいにしてこの駅リストは、

いかにも素人受けしそうな、

手を抜いて適当に撮影しても写し映えの有る駅ばかりではないか!
 
 

これは不適当 克つ 不公平である!

   

  

  

されば、我が身・我が足にて取材せん!

(と、言うことで、行ってきました。)

 

  

 

  

(NHK職員よ)刮目して、とくと観よ。

これが、我が横濱市内(厳密には川崎市川崎区だが)が誇る、由緒ある純木造建築の駅舎

   
 


 大 川 駅  である!

JR 鶴見線 大川駅 駅舎
   

嗚呼!なんと歴史と風格を感じさせる堂々たる佇まいか!

  


 私の長年の愛読書である、月刊「廃墟探訪」でも取り上げられた、知名度抜群(でも乗降客1日千人以下)のすばらしい駅とは思わぬか。殆ど朽ちるに任せている風情は、あの日本人が忘れかけている、

 

侘・寂茶道文化

が、この場所に凝縮されている。

  

 

大川駅 純木製改札

  観よ!昭和5年10月28日鶴見臨港鉄道株式会社が、全線電化し旅客営業を開始した当時からの物であろう、純木造の駅コンコース構内改札口を!。

 これを子細にわたり熱く語ってこそ真のアナウンサーであり、視聴者の興味をそそるアングルで撮す事こそ真のカメラマンであろう。
 そしてディレクターは、この素材をどう料理し番組のソースを編み出すかで、放送界における「ラ・キュイズィーヌ・フランセーズ」としての真の力量が試されると言っても過言ではあるまい。




 そもそも、関東近県の駅は、「関東大震災」で全て跡形もなく倒壊壊滅し、今建っているのは震災復興後新造駅である。たとえば原宿表参道駅舎は1925年(大正14年)に再建。根府川駅も山津波に遭って開業早々全て押し流され、大災害を被った後の作である。災害を受けていないであろう銚子電鉄の外川駅でさえも開業は1923年(大正12年)

 鶴見臨港線(現JR-E鶴見線)の昭和5年と言うと1930年であるから、たった5年かそこらの違いでしかない。

  

 かたや、「大正」の冠が付くから珍重され、此方「昭和」の冠が付くので「最近の造り物」と思われ、あまりにもぞんざいに扱われすぎてはいますいか。

  

 

鶴見線大川駅時刻表

 ただし、ここには駅なのに電車で行くのが困難な駅である。首都圏E電指定路線にもかかわらず、近隣の工場通勤時間帯のみの運行しかなく、土日は1日たった三本と、一般人にはほぼ「秘境駅クラスの到達難関駅と数えても良かろう。また1996年まで現役だった、たった1両編成のクモハ12型 旧国電車両(サヨナララストラン時には鉄共が全国から大挙押し掛け、通勤客が乗れないとの顰蹙を買った)が、武蔵白石駅と大川駅を「ググゥゥンンゴットンーゴットンー」と昔懐かしい独特のモーター音を響かせてのんびり走っていたが、今はホームの長さの関係から、一つ手前の安善駅経由で鶴見駅-大川駅を205系3両編成で結んでいる。

 

惜しいかな!大川駅の鉄骨廃レール上屋

  そのためか、今や大川駅ホームはいかにも急作りのステンレス構造のホームが延長され、また従来のホームも廃止レールとH型鉄骨溶接組で出来た昭和中期頃の作と思わせる造りが何とも惜しい。壁板が板張りのまま残してあるだけに何とも残念ではある。老朽化か何かで取り替えざるを得なかったのだろうか。この辺が選にもれた原因とするならば、悔しいがある意味致し方ないと諦めざるを得ない。

 

 ほぼ完全な形での木造駅舎建築なのだが、注目されていないのが惜しい。

 アクセスは、鶴見駅から鶴見線武蔵白石駅下車、踏切渡って海の方向へ線路沿いに500mほど歩いたところにある。

 

 

 

しかし、実はもっと完全なる「人知れない木造駅」が有る。これは次に書く。

コメント

木造駅

こんばんわ(^^♪
「にっぽん木造駅舎の旅」という番組があるのですかー!
初めて知りました~
鶴見線の大川駅 驚きです!
侘・寂が凝縮された佇まい・・・
朽ちるに任せた風情・・・こんな駅があったのですね~
鶴見線は学生時代によく見ていたので
懐かしいのですが
乗ったことはありません。
一度くらい乗っておけば良かったな~(*^_^*)

Re: 木造駅

> こんばんわ(^^♪
今晩はです。

いや、どーもね、先人克つ偉人宮脇俊三氏やそのほかの先駆者の軌跡を、ただトレースするだけで遊んでいるのを観ていて、

「お前らもうちょっと自分で調べなよ。」

と言いたくなってしまった今日この頃なのです。

コメント・TBありがとうございました

こんばんは。
>「お前らもうちょっと自分で調べなよ。」
>と言いたくなってしまった今日この頃なのです。
実に賛成です!
「秘境駅」なども同じように言えるかもしれませんね。
今後とも、宜しくお願い致します。

Re: コメント・TBありがとうございました

風旅記 様
> 実に賛成です!
> 「秘境駅」なども同じように言えるかもしれませんね。

牛山様は秘境駅先駆者として偉大な方です。
しかしその後の秘境駅ブームで、大挙して訪れ
結果秘境でも何でもない只の観光駅に陥っていく様は
なんとも言い様のない物を感じていました。
宮脇様等の人の行ったトレースや雑誌の受け売り暗記ではなく
小さな事でも自己発見と自己発信が必要なのでは?と疑問に思いましてこのような記事を書きました。
(やはり後から聞きに行ったところこの駅で・・・なことが)

今後とも、宜しくお願い致します。
いえいえこちらこそお願いいたします。時々お邪魔させていただきます。

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一日3本の列車(6)

道路に面して、遠慮がちに木造駅舎が建っている。 静かに列車が停まるこの薄っぺらい無人駅に、ぽつぽつと乗客が集まってくる。 [2008/9 JR鶴見線大川駅]

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